えつの音楽ブログ

ちまたに溢れる音楽を、移動ドとかコードとかの角度から見てみるブログです。

ヨナ抜き音階の童謡

もうすぐ七夕ですね〜!色んなところで笹の葉と短冊を見かけるようになった今日このごろです。

さて、七夕の音楽といえば「たなばたさま」

 

ささのはさらさら のきばにゆれる

ソソドレミミミミ ミソソミドミレ

 

おほしさまきらきら きんぎんすなご

ミミミソミレドドラ ドラソドレミド 

 

上段に歌詞、下段に移動ド(階名)を書いてみました。

「たなばたさま」のメロディには、ド・レ・ミ・ソ・ラの5つの階名しか出てきません。

ピアノだと、適宜移調すれば全て黒鍵で弾くことができます。

このような音階を「ヨナ抜き音階」といいます。

日本の昔からある童謡には、このヨナ抜き音階が使われているものが多く存在します。

今回は、そんなヨナ抜き音階の童謡を一覧にしてみました。

(以下順番は適当です)

 

・金太郎

・桃太郎

・うさぎとかめ

・かたつむり

・ぞうさん

・とんぼのめがね

蛍の光

・こいのぼり

・うみ

・夕焼小焼

・七つの子

・チューリップ

・茶摘み

・お正月

・あめふり

・箱根八里

 

歌詞と移動ドは載せていませんが、どれも簡単ですのでみなさんでぜひ考えてみてください!

(正直書くのが面dうわなにをするやめくぁwせdrftgyふじこlp)

 

ところで、上のリストには、歌全体を通して一箇所でも「ファ」や「シ」が入っているもを含めていません。

たとえば「たきび」

かきねのかきねの まがりかど たきびだたきびだ おちばたき

ソラソミソラソミ ドレミミレ ミソソソラドドド ソラミレド

 

あたろうか  あたろうよ きたかぜぴいぷう ふいている

レミファミレ ミソソミソ ドドドラソードー ミミレレド

後半部にひとつだけ「ファ」の音があるので、これはヨナ抜き音階とはしていません。

(「シ」が無いので「ナ抜き」ではあります。)

本質的にはヨナ抜きと呼んでも過言ではないとは思いますし、そう分類する人も多いかとは思いますが、

ここは私のこだわりで「シ」「ファ」入りのものは除かせていただきました。

 

金太郎と桃太郎が入っているのに浦島太郎が入っていないのもそういう事情です。

むかしむかし うらしまは たすけたかめに つれられて

ソソドレレミ ソソミドレ ミミレレドドラ ソソドレミ

 

りゅうぐうじょうへ  きてみれば えにもかけない うつくし

ファソラソーミ  レレミドレ ソミレドドララ ソドミレド

うーん惜しいですね。「りゅう」と伸ばす音で「ファ」を経由しなければ完全なヨナ抜きなのですが。

逆にここで「ファ」が入ることで、この歌らしさといいますかアイデンティティがひとつ保たれているのかもしれません。